児童文化学児童福祉・保健学児童学(多様性)子ども(全体性)保育学児童教育学児童心理学Seitoku University Graduate School ▶大学院進学を目指すあなたへ!それぞれの研究課題における先行研究には、国内だけではなく、先行した諸外国の研究動向にも目を向けてください。また、多様な分野の研究者や院生との交流の機会を持ち、常に視野を広げることを心がけましょう。児童保健学の役割は子どもの命を守り、子どもが健康で健やかに成長・発達をするために何が必要かを科学的エビデンスに基づいて検証することです。具体的には「児童虐待」「子どもの事故」など、直接的に子どもの生命にかかわる重大な事項について現状と課題およびその予防について学びます。「障害や難治性の病気を持つ子どもたちの健やかな成長」も大切なテーマです。障害を持つ子どもたちを預かる施設や小児病棟における子どもたちの現状と課題も研究対象になります。また、基本的生活習慣である子どもの「食事」「睡眠」「休息」などについても学びを深めます。さらに、新型コロナウイルス感染症など感染予防対策も重要なテーマであり、教育・保育現場における感染対策の現状と課題についても考察します。▶大学院進学を目指すあなたへ!量的研究が主な研究方法となります。あらかじめ統計の基本について学んでおくことをお勧めしますが、入学後、必要に応じてスクーリング科目などにて、できる限りこまめに指導いたします。(5つの領域) ■保育学■児童教育学■児童心理学■児童福祉・保健学■児童文化学06■児童福祉・保健学(児童福祉学)児童福祉の視点から児童が直面する今日的課題の解決に向けた方策を研究する。准教授児童が生まれ・育つ家庭環境や地域・社会環境と児童の関係性に着目し、そこに存在する課題の解決に向横井 葉子けた方策について研究します。依拠する学問分野は、社会福祉学(児童福祉学)です。今日、児童虐待、子どもの貧困、不登校、いじめ、ヤングケアラー、多文化など、児童をめぐる多様で分野横断的な課題が顕在化しています。児童福祉においては、児童の権利と最善の利益を追求し、児童およびその家庭の自立支援が重んじられます。個人と家族、地域、制度・政策などのレベルで重層的に児童が抱える課題を捉え、理論構築、よりよい実践、政策提言を目指して研究します。■児童福祉・保健学(児童保健学)子どもの命と健康を守るために必要なものを科学的エビデンスに基づき検証。教授 宮川 三平■児童文化学遊びや表現から生まれる多様な児童文化を、大人と子どもの両方の視点で考察。教授児童文化学は保育や学校教育のみならず、幅広く子どもを捉え、その周辺や文化を研究対象としています。折り大成 哲雄紙、造形、音楽、身体表現、人形劇などの表現教育に力を入れてきた聖徳大学の伝統をもとに、ワークショップに参加するなどの体験的な学習も行いながら、実技経験豊富な教授陣が指導にあたります。児童文化は「遊び」や「表現」することと関係しており、絵本や紙芝居、児童文学からマンガやアニメ、ゲームに至るまで、子どもの周りにある文化財は全て「児童文化」と言えます。大人が子どものために創出したもの、そして、子ども自身が想像力と創造力を発揮して作り上げる自由な遊びなどの文化という児童文化の2つの側面について、大人の側と子どもの側の両方の視点で考察していきます。▶大学院進学を目指すあなたへ!児童文化や子どもの表現(美術、音楽など)に興味がある方を歓迎します。誰でもできる研究ではなく、自分の視点と客観性を大切にし、自分だから掘り下げられる独自性のある、社会で役立つ研究を志してください。
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