入学案内 大学院 2024
2/36

INDEX現場×大学院でキャリアを磨く①■■■■■教員座談会5領域の学び 教員からのメッセージ5領域の学び 在学生からのメッセージ教員座談会修了生インタビュー論文指導教員紹介博士前期課程の学び博士後期課程の学び学長・研究科長メッセージ学生募集要項総合学園ガイド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・01・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・03・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・09・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34・・・・・・・・05・・・・07研究テーマの深掘りと広がりSeitoku University Graduate School ―専門分野を教えてください。須田仁 児童福祉、その中でも虐待を中心に研究しています。最初は高齢者虐待を研究していたのですが、研究をつづけているうちに虐待前の家庭状況に問題があることがわかってきて、そこから家族の歴史を■ると、虐待する側の子どもが青年期に就職に失敗したり、精神疾患を患っていたりといった、なんらかのつまずきを経験しているケースが多い。そしてもっと■ると、子ども時代に親から虐待を受けていたり、学校でいじめにあっていたり。人生の最初からつながっているのです。その時々に社会的支援が入っていなかった結果が人生の最終ステージで高齢者虐待という結果につながっていると考えると、高齢者虐待だけをやっていても意味がない。児童期からやっていかないと高齢者虐待は防げない、と考えるようになり、研究テーマが広がってきて、今に至っています。黒澤寿美 子どもの思考過程と、幼小連携が専門です。数学科出身であることと、算数・数学が一番、思考過程が見えやすいということで、算数・数学教育を中心に研究をつづけてきました。修士論文と博士論文のテーマも、算数・数学教育に関するものでした。算数的思考は学童期になって初めて生まれるものではなく、手遊びや積み木といった幼児期の遊び体験が算数の素地につながっているので、小学校入学以前の教育も大事。だから幼小連携に研究テーマが広がっていきました。―黒澤先生は小学校の先生をなさっていたのですよね?黒澤 はい。教員の身分のまま大学で学べる内地留学という制度を利用して大学院に入学し、修士課程を修了してからまた小学校に戻りました。そこで授業改善を担う教員育成の大切さを感じるようになり、保育士養成校の講師に転身しました。その時にもっと自分の研究の精度を上げる必要を感じ、聖徳大学大学院通信教育課程に入学し、働きながら学んで博士課程を修了しました。初鹿静江 私は小児・学校保健や子どもの健康と安全を中心に研究をしています。保育園や幼稚園、小学校での事故原因を分析したり、予防法を考えたり。骨折事故が多いのですが、その背景には子どもの運動能力の衰えや食習慣の問題、保育士や学校教員の能力的な問題など複雑な事情がからんでいます。そこも含めた研究をしています。私も須田先生と同じで、スタートは子ども01学問領域の枠を超えた「最先端児童学」で課題解決を目指しましょう。最先端児童学

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る