聖徳通信1月号
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レポート・科目終了試験/スクーリング/実習/お知らせ2単位No.W005なしインクルーシブ保育・教育の基礎知識として、事例検討を通して「現場で生きる学び」にすべく次のことを目標とします。(1)子どもと関わる職種において必要となる、障害等のために配慮を要する子どもに対する理解や支援の基本を理解し、代表的な事例に即して本人・保護者の困り感の解決策を説明できる。(2)通常の学級に在籍する発達障害やその周辺の幼児・児童の特性に応じた基礎的な教具・教材を作成することができる。(3)インクルーシブ教育・保育を実現するための、クラス経営や環境構成の方法について、原則的なことを計画できる。事例検討から、具体的に教育・保育の現場での支援方法を学ぶことで、次のような人材育成を目指しています。(1)配慮を要する子どもやその保護者の困り感に寄り添い、どのような配慮があれば希望する活動が実現できるか共に考える、また、家庭と専門家とのパイプ役になる。(2)子どもの特性を観察から捉える方法を習得し、その特性に合った遊具・教具・教材や環境構成を実際に工夫し試す。(3)配慮を要する子どもとその周りの子ども達の間の良好な関係性構築について、専門家の意見も聞きながら、具体的な手立てをPDCAサイクルで実行していく。スクーリングテキストについては“聖徳通信”でお知らせします。各担当教員の最後に振り返りテスト(授業中に学んだことを記述する)をし、それらの評価を総合して試験に替えます(80%)。また、授業中の発言など、普段点も考慮します(20%)。履修上の注意事項や学習上のアドバイス 3日間連続の集中授業となるため、集中授業の前日までの日々に、テキストを読む等の予習をして3日分しておきましょう。授業ではなるべく事例検討(ディスカッション)や実技(手話等)・制作(PCを用いた簡単な教材づくり)等の演習をしたいため、用語についての説明は既に教科書での予習ができているという前提で省略する可能性があります。スクーリングでは、様々な背景のある受講生どうしのディスカッションでとても視野が拡がります。是非楽しく学びましょう。1回特別支援の教育・保育の歴史2回障害児のライフステージにおける本人・保護者への支援(就学・進学・就労)ことばに困難のある子どもへの具体的支援法1:言語聴覚士ではないスタッフにできる対象児への支援3回4回聞こえに困難のある子どもへの具体的支援法2:クラスメートに教えたい手話等のコミュニケーション手段配慮を要する子どもと「寄り添い、工夫し、専門家と連携する」力の育成履修条件到達目標学習成果テキスト教材評価の要点受講生自身が今後出会いそうな子ども達と捉え、障害児や「気になる子」と言われる子ども達に対してどのように配慮したらよいか、子どもの特性・保護者の願い・教室環境・専門家の意見など幅広い視野から考える癖をつけることが、複数の事例を扱う中でできるようになるかが最も重要な観点です。評価方法と採点基準授業回数別教育内容身につく資質・能力(予習・復習を含む)予習20分:テキスト1の第1章を熟読特別支援教育・保育の歴史についての基礎知識障害児のライフコースの基礎知識・保護者の願いに寄り添おうとする態度予習10分:テキスト2のp.50-51を熟読言語障害児への心理的支援の基本予習15分:テキスト1のp.185-198を熟読予習15分:テキスト1のp.54-61を熟読聴覚障害児への心理的支援の基本東原 文子・腰川 一惠・秋山 篤・北畑 彩子学習範囲等面接1616発達支援場面研究

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